嬉しいことがありました。
数年前に担当した 図書館の「ストーリーテリング講座」の受講生の方々に、偶然お会いする機会がありました。
講座後、おはなしを語られているといいなぁと思っていましたが、受講生のみなさんの その後は知る由もありませんでした。
ところが、先日お会いした 当時の受講生の方々が、「小学校で語りました!」「お友だちに聞いてもらって練習しました!」と、嬉しい報告をしてくださいました。
実習付きの講座でしたので、その方が語られたおはなしのことは、よく覚えていました。
その実習で語られたおはなしを、小学校で子どもたちに語られたのだそうです。
そして、その練習のために、お友だちに聞いてもらって感想を言ってもらったとのこと。
子どもたちにおはなしを届ける人 = 語り手 が増えることを願って講座でお伝えしていますが、その願いが叶っていることを知って、たいへん嬉しく思いました。
そして、「お仲間に聞いてもらって感想をもらった」ということにも、拍手を送りたい気持ちになりました。
人前で語る前には、自分一人で繰り返し語って練習しますが、おはなしを聞いた人がどう感じたかをフィードバックしてもらうことは、とても大切です。
本番で子どもたちに語る前に、仲間に聞いてもらって気付いたことを言ってもらい、自分では気付かなかった部分を修正していくと、少しずつ良い語りになっていきます。
私自身も、先生に講評していただくと、自分では思いもよらなかった箇所に気付くことが出来て、そこを直すと、聞き手の方が よりおはなしの絵が見える語りになっていくようです。
先生に講評していただくのが一番勉強になるのですが、いつも先生にお願いすることは叶いません。
そこで、語り手仲間で勉強会を行ない、お互いに語り合い、聞き合って、気付いたことを伝え合っています。忌憚のない意見を伝え合い、それを元に細かな修正を重ねることで、聞き手の方の心に届く語りに近づいていけることを実感しています。
ストーリーテリングをお一人で練習して子どもたちに語られている方には、是非、お仲間をつくって語り合い 聞き合うことをお勧めします。
初めは、人の語りに意見を言うことは ためらわれるかもしれません。しかし、その「人」に意見しているのではなく、その人の「語り」についての感想を伝えるのだと思うと、お互いにやりやすくなると思います。
そして、仲間の語りを聞くことは、本当に楽しいことです。
そのおはなしを覚えて語るまでの努力を思うと、聞かせていただくことが有難いですし、そのおはなしが出来上がっていく過程に立ち会うのも嬉しいことです。
ストーリーテリングの練習に、お仲間と勉強会を開いてみてはいかがでしょうか。
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