北風に会いにいった少年(ノルウェーの昔話)
『おはなしのろうそく13』 東京子ども図書館
『雨のち晴 愛蔵版おはなしのろうそく7』 東京子ども図書館
強い風に、何かを吹き飛ばされたことはありますか?
このお話の主人公 貧乏な男の子は、家にある なけなしの小麦粉を 北風に吹き飛ばされてしまいます。男の子は、一人で果敢に 北風のところへ粉を取り戻しに行きますが…
粉はなく、代わりに「好きな食べ物を なんでも出してくれるテーブルかけ」や「金貨を出してくれる羊」をもらいます。しかし、それを ずる賢い男に奪われてしまいます。
体の弱いお母さんと自分の暮らしを守ろうと長い旅に出る 勇敢な主人公に、子どもたちは 気持ちを重ね合わせながら聞きます。
小さな男の子が、太いしわがれ声の北風に訴える場面では 男の子を応援し、テーブルかけや羊をもらえた場面では喜び、ずる賢い男に奪われる場面では悔しがります。
そして、主人公は、最後に ずる賢い男を懲らしめることができ、奪われたものも取り返し、無事にお母さんのところへ帰ります。
その時の、聞き手の子たちの満足感たるや! お話を聞いている顔が、晴れ晴れとしています。
また、テーブルかけが ありとあらゆるご馳走を出してくれる場面では、まるで実際に目の前に食べ物が出てきたように ニコニコして聞いています。
子どもたちは、主人公の男の子と一緒に、物語の出来事を疑似体験しているようです。
その中で、様々な気持ちも味わっていることでしょう。
見る絵がなく、耳から聞くお話だけで想像するからこそ、お話の中の出来事を自分に引き付けて受け止められるのだと思います。
このお話は、『子どもに語る北欧の昔話』(こぐま社)の中にも「北風をたずねていった男の子」というタイトルで収められています。細かな部分に違いがありますが、同じように楽しめます。
北風の吹く季節に、子どもたちに よく語るお話です。
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