海老名市の学童保育「ひばりクラブ」さんからお声掛けいただき、夏休みのおはなし会を開催いたしました。
今回も低学年(1~2年生)向けと高学年(3~6年生)向けのプログラムをご用意しました。
春休みのおはなし会と一部プログラムが重なりますが、今回聴いてくださったのは別の顔ぶれの方々でした。
【低学年向き プログラム】
1.いちじく にんじん … わらべうた
2.ふしぎなたいこ(日本の昔話) … ストーリーテリング
『ふしぎなたいこ』 石井桃子文 岩波書店
3.『やさいのおなか』 … 絵本
きうちかつ さく・え 福音館書店
4.マメ子と魔物(イランの昔話) … ストーリーテリング
『こども世界の民話(上)』 実業之日本社
【高学年向き プログラム】
1.アナンシと五 … ストーリーテリング
『こども世界の民話(下)』 実業之日本社
2.『ほね』 … 絵本
堀内誠一さく 福音館書店
3.小石投げの名人タオ・カム (ラオスの昔話) … ストーリーテリング
『子どもに語るアジアの昔話2』 こぐま社
低学年の会に13名、高学年の会に15名の児童のみなさんが参加してくださいました。
まるで大きな家庭のようなくつろいだ雰囲気の中、お子さんたちは身体をくっつけあって、のびのびとおはなしを楽しんでくださいました。
低学年のみなさんは
「ふしぎなたいこ」の鼻が伸びる場面では、目をまるくし、長さを測るように手を伸ばすお子さんもおり、笑い声がおこりました。天国へ上がっていく場面では「へぇー」と驚いた声がもれました。
「マメ子と魔物」では、魔物が出てきた場面から目が真剣になり、おはなしにきゅっと入ってくる様子でした。最後にマメ子が魔物をかまどに押し込んだ場面では「どんな力なんだ!」と叫び声があがりました。
高学年のみなさんは
「アナンシと五」では、はとのおくさんの珍事に笑いが広がりました。会が終わった後に、「はとのおくさんは狙ってやったのかなあ?」とつぶやいたお子さんがいらっしゃいました。
「小石投げの名人タオ・カム」では、おはなしの中に入り込んで聞いておられました。
会が終わった後、紹介した本は全て手に取られ、気になるページをじっくり眺めたり、読んだりする姿が見られました。
本の中に楽しい世界が広がっていることを感じてくださったのだと、うれしく思いました。
最後に、語り手に「ありがとう」というカードをくださり、お気に入りのおもちゃを見せてくださるお子さんもいらっしゃいました。
おはなしをよく聞いてくださっただけで十分幸せなのですが、おはなしを仲立ちにして初対面の我々を近しく感じてくださった様子に、幸せのおまけを頂いたような気持ちでした。
スタッフの方々も一緒に聞いてくださり、子どものころに別の「アナンシ」のおはなしを紙芝居で見たことを思い出されたり、読み聞かせをやってみたいとおっしゃったり、それぞれのご経験やご興味に照らして、おはなしを楽しんでくださったご様子でした。
あたたかい濃密な時間を過ごさせていただきました。
出張お話会・講座の
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【出張お話会】
お話をお聞きになる方のご年齢や人数、また季節に合ったオーダーメイドのプログラムをご用意して、ご指定いただいた場所へお伺いいたします。
保育園、幼稚園、小学校の保護者会・家庭教育学級、PTA主催の行事やイベントにも、どうぞご活用ください。
【出張講座】
初心者の方から経験者の方まで、ストーリーテリング(語り聞かせ)を学びたい方のために、種々の講座をご用意いたしております。
保育士さん、司書さんなど、子どもたちにお話を語る場をお持ちの方々のお勉強会にも、どうぞご活用ください。
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