日本の昔話「三枚のお札」をお話会で語ったあとのこと。
子どもたちと一緒に、おやつの栗饅頭をいただきました。小学校1年生の男の子が「わぁ!栗だ!」と喜んでいたので、私は「その栗は、小僧さんが拾ってきた栗だよー」と言ってみました。すると、その男の子は「へぇ~!!!」と本当に感心したように栗を見つめていました。私は、ほんの冗談で言ったつもりだったのに…あまりに感心しているその子の様子に、ちょっと罪悪感さえ感じてしまいました。
そこへ、別の子が「古っ!」。確かに!むか~し昔 拾ってきた栗ってことですものね。
子どもにとっては、お話の世界と現実の世界の境界線が曖昧なのですね。だからこそ、お話の中で起きていることを、自分に引き付けて感じられる。実体験ではないけれど、疑似体験として心の経験を重ねていくことになるのだと思います。
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