ことのは舎 について

ことのは舎が
大切に思っていること

想像する力

子どもの「想像力」は、どうしたら育まれるでしょうか。

相手の気持ちを想像する。
自分とは遠い関係の人の気持ちを想像する。
自分は経験したことがない状況を想像する。

これは、お勉強のように教えることが出来ない 難しいことです。
しかしながら、想像力を持つことは、これから生きていく上で とても とても大切なこと。
例えば、いじめの事件を知るたびに心が痛みます。どうして、○○したら□□になる と想像できなかったのだろうかと。

ストーリーテリング(語り聞かせ)のお話を聞いていると、自然と 現実では体験し得ない 様々な場面を想像し、登場人物の気持ちを想像します。物語の世界を楽しみながら、子どもたちには想像する力が育まれます。
奇想天外なお話も 想像力をもって受け入れる。それが、柔軟な思考力、自由な発想に繋がっていくのだと思います。

考える力

現実はリセットできません。
うまくいかないからリセットする。なかったことにしたいからリセットする。これは、機械の中だけのこと。

物語の主人公は、理不尽な扱いを受けても、どんな難題に直面しても、決してあきらめません。リセットなんて出来ないからです。ただひたすらに、今の自分に出来ることを一生懸命に考えて 実行することで 課題を解決し、最後には幸せになります。

ストーリーテリング(語り聞かせ)のお話を聞いている最中、子どもたちは 主人公に自分の気持ちを重ね合わせて お話の中の出来事を疑似体験しています。主人公と一緒にハラハラドキドキしながら、考える力が育まれます。

豊かな言葉

わたしたちは 頭の中で考えている時も 言葉で考えています。
自分の感情を把握する時も 言葉を当てはめています。

自分の知っている言葉が少なかったら その中から選んで考えることになりますが、ピッタリする言葉がなかった場合、きっとモヤモヤする気持ちが残るでしょう。自分の気持ちを人に伝える時も、きちんと伝えるためには言葉が必要です。
例えば、画素数が多い写真はクリアですが 画素数が少ないとボヤケるように、豊かな言葉を持っていれば 気持ちを的確に言い表すことが出来ます。

どんな気持ちも 全て同じ一語で表す(例えば「ヤバい」など)よりも、心情に合った言葉を使い分ける方が お互いに深く分かり合えるのではないでしょうか。
そして、言葉をたくさん持っていれば、それを使って思考も深まります。子どもたちが これから迎える思春期には、楽しいこと、悩ましいことが たくさん待ち受けていると思います。そのような時期も、豊かな言葉をもって過ごしていってほしいと願います。

ストーリーテリング(語り聞かせ)のお話は、耳から聞いて感情を動かします。日常では使わない言葉や 難しい漢字の言葉も、お話の中の状況や感情と合わせて 自然と理解できます。お話を楽しみながら、子どもたちの中に 豊かな言葉がたまっていくといいなと思っています。

子ども時代を満喫する

空想の世界にスッと入っていける。
面白いことを 心から面白がれる。

そんな子ども時代は、永遠には続きません。だからこそ、子ども時代には お話・ファンタジーの世界を楽しんでほしい。たくさん遊んで、たくさんお話を聞いて、 「あー 楽しかった!」と思える子ども時代を過ごしてほしいと願っています。

子どもたちにとって、「想像する力」「考える力」「豊かな言葉」は、これからの人生を支える大切な土台です。ことのは舎がお届けするストーリーテリング(語り聞かせ)のお話が、柔らかな子どもの心を耕し、しっかりとした土台をつくるお手伝いができるとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

松岡享子先生に感謝をこめて

                      ことのは舎 主宰 ストーリーテラー/語り手
                                 やすやま りょうこ

出張お話会・講座の
ご依頼を承ります

【出張お話会】
お話をお聞きになる方のご年齢や人数、また季節に合ったオーダーメイドのプログラムをご用意して、ご指定いただいた場所へお伺いいたします。
保育園、幼稚園、小学校の保護者会・家庭教育学級、PTA主催の行事やイベントにも、どうぞご活用ください。

【出張講座】
初心者の方から経験者の方まで、ストーリーテリング(語り聞かせ)を学びたい方のために、種々の講座をご用意いたしております。
保育士さん、司書さんなど、子どもたちにお話を語る場をお持ちの方々のお勉強会にも、どうぞご活用ください。

下記より、お気軽にお問合せくださいませ。

PAGE TOP