「こびととくつや」
『子どもに語るグリムの昔話6』こぐま社

クリスマスが近づくと、毎年 語るおはなしです。

靴屋は、朝にはお祈りをする よい人なのですが、
怠けていたわけではないのに だんだん貧乏になってしまいます。

その靴屋が、最後に残った靴一足分の皮を 夜のうちに裁っておくと、
不思議なことに 朝には靴が仕上がっていました。

夜中に 靴を作っていたのは…
二人の 小さな、かわいらしい、裸のこびとでした。

以前、子どもたちに語ったときのことです。
こびとたちが 靴屋の家に入ってくる場面になると、
1年生の男の子が、嬉しくてたまらない!というふうに
身をよじってニコニコしていました。

そのあとも、こびとが登場する場面になると
身体を揺らして、くすぐられてでもいるかのように笑っていました。

きっと、彼には、かわいらしい小人が見えていたのですね。

こびとのおかげで、靴屋は また ちゃんとした暮らしができるようになり、
こびとに 心のこもったお礼をします。
その結末に、子どもたちは大満足。

見えないものを見る力。
不思議なことを信じる力。
そんな 子どもの力を感じる おはなしです。

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